ロンドン記
2年間留学していたロンドンに、数年ぶりに行ってきました。
離れてから戻る事で、改めて見えてきたロンドンの魅力に終始ときめいていました。
歴史を感じる豪華な建造物、洗練されて活気ある街の雰囲気、また常に聞こえてくるイギリス英語が懐かしくて。イギリス英語に憧れて、必死に真似ようとしていたあの頃を思い出しました。
改めて、こんな素敵なところで勉強できていたことに感謝です。
今回の旅目的は弓探しだったので、オークションや、何件か楽器屋さんも行ってみました。この数日間で一体何本の弓を試したことか。なかなか、これだ!という一本に出会うのは難しいなぁと思うのですが、色々試すことで見えてくる自分の好みだったり、また楽器屋さんとお話しすることで勉強になることもたくさんあって、収穫の多い数日間となりました。
ロンドンで勉強していた頃は、正直新しい弓を買おうなんて考えたことがなかったので、楽器屋さんとは無縁の生活を送ってしまいましたが、コレクションの豊かさに触れて、今回改めて魅力をもう一つ知りました。
そして、たまたまタイミングがよくバレエ、シンデレラの初日を見ることができました。ロンドンに住んでいた頃はよくバレエを見に行っていたので、久々のロイヤルバレエをとっても楽しみにしていたのですが、やっぱり本当に美しかった・・・!美しいは正義。全てがとことん美しいものって人の心を動かしますね。
本当に文化的な街だなぁ。
ちっぽけで非力な私個人が出来ることは限られていますが、芸術、文化の世界に関わっていられることに改めて感謝の気持ちが芽生えて、
自分主体で考えるのではなく、文化の一部になれること、私が何か歯車になれるものを、もっと探していきたいと思ったのでした。